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the Secret of Monkey Island 2 〜LeChuck's Revenge

TM & (C) LucasArts Entertainmaent Company

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概要

大ヒット作『The Secret of Monkey Island』の続編。 今回も期待に違わずギャグ満載の大活劇が繰り広げられる。 もちろん前作に登場したすっとぼけたキャラクターたちも健在だ。 英語版はIBM-PC版が「LucasArts Archive vol.3」の一本として入手可能。 また、日本語版はFM-TOWNS版が発売されている。


ストーリー

前作で見事幽霊海賊ルチャックを倒したガイブラシ。 しかし、ちょっとした気持ちのすれ違いからイレーヌとは別れてしまう。 そんなガイブラシの新しい目標は秘宝の中の秘宝『ビッグ・ウープ』である。

しかし何を勘違いしたか、ガイブラシはビッグ・ウープとは何の関係もないスカブ島に来てしまう。 しかもこの島はルチャックの片腕、ラーゴが支配しており、現在出港禁止中である。 ついでにふらふらと歩いていたガイブラシはラーゴに捕まって全財産を取られてしまう。 こうして、ガイブラシの新しい冒険が始まった(トホホ)。


レビュー

なんといっても、"The Secret of Monkey Island"の続編である。 この業界には「続編は前作よりもつまらない」という法則が存在するが (そして本作も例外たりえなかった)、 それでも『おもしろい』と言えるレベルだろう。

妙に分かりにくい謎が増えてゲームバランスは悪くなったし、エンディングもいま一つすっきりしない。 ただスタンやトゥースロットなどとぼけたキャラクターたちの魅力は健在で、それがシナリオの欠点を補っている。 また、妙にこだわったギャグもいい。 例えば、船で移動のシーンで (地図で目的地をクリックして移動するシステム)、 変なところをクリックすると船長から「そこは魔の3角地帯だ」という返答が返ってくる。 これだけなら普通だが(そうか?)、ここでさらに変なところをクリックし続けると、「そこは魔の4角地帯だ」「そこは魔の5角地帯だ」「そこは魔の円地帯だ」「そこは魔の楕円地帯だ」.... こんなのが20パターンほど入っている。 「よくこんなギャグ入れるなー」と(半分呆れつつ)感心してしまった。

サウンドは例によってiMUSEでMIDIにしないとやや貧弱。 正直言って、FM音源には荷が重かった技術だったと思う。 (THE DIGあたりになるとCPUパワーを生かしてPCM音源だけでやってしまえるようになり、音質もぐっと上がるのだが)

このゲーム、やはり前作と比べてしまうと若干落ちるのは否めない。 ただ、それでもアドベンチャーゲームとしての水準はクリアしているし、なによりもこれをプレーすることで"Curse of Monkey Island"をより一層楽しめるのでやっておいても損はないと思う。


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Note

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