Appleのバーチャルマシン特許

Mac系ニュースサイトで噂になっている特許。Macユーザな人たちは、「Virtual PC機能付Mac OSX for intel」みたいなのを期待してるっぽいが、多分違う。

ブツはこれだ。

すごくざっと斜め読みしてみたけど、「第1のオブジェクトコードからtamper-resistanceな技術を使って第2のオブジェクトコードを作って、これを実行する」ってのが基本的な技術。んで、第2のオブジェクトコードを実行するOSが、Mac OSXだったり、Windowsだったり、Linuxだったりする。或いは、第2のオブジェクトコードがバーチャルマシン上で実行されたりする。

tamper-resistanceってのがどういうことなのか、きちんと特許を読んでみないと何とも言えないけど、多分「リバースエンジニアリングみたいなことをせずにコードの置き換えを行う」くらいの意味じゃないかな。間違ってるかもしれんが。

つまり、この特許、基本的には例のrosettaって奴に関連する発明。あと、WindowsとかLinuxとかのくだりは、「一つのオブジェクトコードからWindows用やLinux用のオブジェクトを作れますよ」、というくらいのことじゃないかと。

"installing"とかのフレーズもあったりするし、「マルチプラットホーム型インストーラ」みたいなのも視野に入れているようだ。iTunesみたいなMac/Win両方で出しているアプリケーションの開発なんかにも使おうとしているような気もする。

結論: この特許と「Mac OSX for intelでWindows用アプリが動くかどうか」はあまり関係ない。

個人的には、こういうやり方でプラットホーム依存度の低いアプリを開発して、AppleがLinux用のアプリをがしがし作ってくれるのなら、一FreeBSDユーザとしては歓迎。

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