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【専スタ@広島】サッカースタジアムの費用負担を考えてみる

by ktj posted at 2013-03-03 12:54 last modified 2017-01-29 12:38

てことで、拙作のスタジアム案の費用負担を妄想してみる。

まずランニングコストから。旧広島市民球場跡地委員会の最終報告案によれば、ランニングコストはユアスタが1億、ベアスタが1.1億/年。拙作のスタジアム案はベアスタと収容人員数が同レベル(ベアスタは立ち見席込)、ただし建築面積が2割増し(ベアスタは建築面積約10000平方メートル)で一方延床面積は半分程度。なんで1億2000万/年程度と見積。

このコストはアマチュアでの利用やプロサッカーによる集客の貢献を考慮してクラブと行政で折半あたりが妥当なところか。これに加えて国有地地代が年2000万程かかるけどこれはクラブが持つのが道理。クラブのランニングコスト負担は年8000万程度とみる。

で、イニシャルコスト。コストを抑えて建設費を80億と見積もる。そのうちアマチュア競技場分5億、イベント施設としての価値に見合った投資額として10億、プロサッカーによる都心部への集客効果に見合った投資額として10億、計25億程度が妥当な行政負担分かと。

で、補助金としてTOTO助成金か都市公園設備の補助金があるわけだが(ちなみに両立不可)。TOTO助成金は最大30億で都市公園の補助金は(基本的にアマチュア競技場分の半分なので)5億。TOTO助成金の方がいいわけだが、前回のエントリで説明したようにこのスタジアムはプロ用としては20年で使い切るくらいのスタンスなので、TOTO助成金はあまり使いたくない(TOTO助成金カードは20年後にとっておきたい)。

てことで、都市公園補助金を選択。残り50億。(お金持ちがどかっと寄付とかしなければ)これをクラブからの使用料等でまかなうことになる。例によって年利2.5%の市債発行でまかなうとすると、20年で返済する場合の年間返済額は額面の1/16くらいとなるので、ランニングコスト分含めてクラブが年4億払えばまかなえる。でもさすがにそれは(都心移動で入場料収入増が見込めるとは言え)負担が大きすぎるかと思う。問題なく払えそうなのはランニングコスト込で2億くらいか。そうするとクラブが負担できそうなイニシャルコストは20億分くらい。残り30億。

次、ネーミングライツ。(命名権を買う方の側の)ネーミングライツの意義って、

  1. 新聞等のメディアに企業名を載せることができる(全国レベルの広告価値)
  2. ランドマークに自社ブランド名をつけることができる(ローカルレベルの広告価値)

の二つ。サッカーは試合数が少ないのでどうしても前者の価値は野球より低くなりがち。一方後者の価値は都心部ということで高めに見積もれるだろう。マツダスタジアムが年3億であることを考慮すると、2億…は厳しい、年1億5000万あたりが妥当か。20年分まとめて前払いしてくれるならぴったり30億。年毎の分割払いなら24億。ただ、ネーミングライツが確実に入るという保証はないのでネーミングライツをイニシャルコスト負担としてカウントすべきではないのかもしれない(マツダスタジアムは将来の大規模改修用としてプールしているはず)。

住民に負担してもらうというのも一つの手。アメリカなんかだと、新しいスタジアムを作る際に(増税OKかどうかの住民投票を行った上で)期間限定の増税を行っている。例えば30億の市債返済を20年間の増税でまかなうなら、世帯あたり(市の世帯数は53万程)の負担額は年360円、月30円くらい。跡地にスタジアムを作ることは市民の多くが望んでいるようなので、月30円程度なら法定外目的税、あるいは可能か分かんないけど水道代の一律増額をやってスタジアム建設費をまかなうとしても、市民は同意してくれるのではないだろうか。


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