市民球場跡地にアンフィールドが収まるらしい

ブログ「継続は力なり」さんの記事から。

記事によれば、アンフィールド(45276人収容)や、ハイバリー(38419人収容)が市民球場跡地に収まるとのこと。

てことで、実際どんな感じで収まるのかを航空写真で確認してみた。なお、地下構造物を考慮して以前の記事よりも建築可能エリアを若干北側と南西側で狭めているのでご了承されたし。

まずアンフィールド。小さい方のサイドスタンドがはみ出すくらい。

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続いてハイバリー。こっちも南側にはみ出すけど、その分東側が空いているので南側スタンドを削って東側スタンドを大きめに取れば収まるだろう。なお、ハイバリーの画像は、SCIENCE PHOTO LIBRARYから拝借した。

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さて、このように、40000人近く入るスタジアムが跡地に収まってしまう。一方、日本代表ということでフクダ電子アリーナ(18000人)も重ねてみた。何ということでしょう。アンフィールドと大して変わりません。

/img/blog/fukuda-on-atochi.jpg

以上のようなアンフィールドやハイバリーとフクダ電子アリーナとの違いだが、以下のような理由が組み合わさっているからだろう。

1 フィールド面積の違い。イングランドのスタジアムはピッチにスタンドを近接させており、特にアンフィールドはフィールド面積がJFA(FIFA)推奨のサイズ(125x85m、図中青枠)よりもかなり小さくなっている。これに対して、フクダ電子アリーナはラグビーにも対応できるようにゴール裏スタンドの間隔を130mくらいとっている。ついでに、アンフィールド(101x68m)、ハイバリー(100x67m)共にピッチサイズ(図中黄枠)がJリーグや国際試合の規程(105x68m)よりも小さい。

2 アンフィールド(1884年)、ハイバリー(1913年)共に古いスタジアムであり、それゆえにおそらく座席間隔が狭い。

3 理論上はアッパースタンドの傾斜をきつくできればアッパースタンドを前に持っていける(=一層目とのオーバーラップ面積が増え、敷地面積に比して広めのスタンド面積を確保できる)。むろんその代償としてスタジアムの全高は高くなる。一方、フクダ電子アリーナは、高さを抑えるためかマツダスタジアムと同様、横通路をオープンコンコース(一層目のスタンドの外側に作ったコンコース)に集約させており、建築面積が大きくなっている。

さて、ここまで調べて気になるのは、「んじゃあ、跡地の制約をある程度守った上で、JFAスタジアム標準準拠のスタジアムを作った場合、収容人員はどの程度になるの?」ということなわけだ。次の投稿では、その辺を検討してみようかと思う。

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