Brother HL-4050CDNをFreeBSDで使う

今までエプソンのインクジェットプリンタを使っていたんだけど、PIPSのフィルタがx64不対応っぽかった(FreeBSD 6.1Release x64で動かなかった)のと、インクジェットなだけにインク切れで肝心な時に使えなかったり(インクジェットのインクは使わなくてもインクがなくなるので)するのとで、レーザープリンタを購入することにした。

んで、面倒な設定をしたくなかったので、

  • Postscript互換機能

  • ネットワークI/F標準装備

は必須要件。この条件に当てはまる(もので、お値段がこなれている)のが、以下のもの。

で、思い悩んだ末、HL-4050CDNをAmazonで購入。やっぱり、カラー印刷できた方がいいかな、と思ったので。4040ではなく4050にしたのは、こっちの方が即納だったため。

そして、プリンタが昨日届いた。で、でかい。本体もでかいがそれ以上に発砲スチロールがでかい。捨てる訳にも行かないし、とりあえず押入れに押しこんだが、年末の大掃除で色々処分して場所を作らんといかんな。ぶっ壊れたThinkPadとインクジェットプリンタ、それに昔買ったりもらったりしたSCSIとパラレルのスキャナ、あーあとPC-9801DAあたりもか。

それはさておき、プリンタの設定に入る。まずは、IPアドレスの設定。こればっかりはWindowsで設定する。ついでに、Windows Vista(とVirtualPCで動いているXP)で印刷テストを行っておく。それが済んだらFreeBSDの設定に入る。FreeBSD 日誌[archive]の「やっとめぐりあったBrother HL-5270DN[archive]」という記事を参考にして、以下の設定を行った。

  1. portsでprint/cupsWITH_CJKオプションでインストール。

  2. HL-4050CDNのドライバディスクにあるPPDファイルをエディタで編集して半角カナを全角に変換。

  3. ↑で編集したppdファイルを/usr/local/share/cups/modelに保存。

  4. /etc/rc.confcupsd_enable="YES"を追加。

  5. /usr/local/etc/rc.d/cupsd startを実行してcupsを起動。

  6. localhostのポート631 にブラウザでアクセスして各種設定

最近のアプリケーションはcupsに標準で対応しているようだが、firefoxなど、両面印刷の設定ができないものもあるようだ。そのような場合は、cupsのフロントエンドであるGtkLPを使用する。例によってports(print/gtklp)を使ってインストールする。firefoxでの印刷に付いては、たわごとの「FireFoxで印刷(2)」という記事を参考に、以下の手順で行えばよいことが分かった。

  1. Fileメニューから"Print"を選択

  2. "Printer Name:"を"PostScript/default"に設定。

  3. "Properties..."ボタンをクリック。

  4. "Print Command:"に"gtklp"を入力。

(2011/6/5追記)CUPSのバージョンアップにより、プリンタの追加方法がちと変わった模様。具体的には、プリンタを追加する際に、検出されたプリンタを選ぶのではなく、 「AppSocket/HP JetDirect」を指定して、プリンタを socket://プリンタのIPアドレス:9100 で指定する必要があるようだ。

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