MacOSXから古いMacで使えるCD-Rを作ってみる

古いPCを使う上で難点となるのが補修用パーツの確保。特にHDDはSCSIはもちろんのこと、PATAも(古いOSに適した)小容量品の新品を確保することは困難である。

幸いにして、コンパクトフラッシュディスクはまだ余裕で入手可能なので、いつHDDが壊れてもいいように、コンパクトフラッシュ+CF-PATA変換アダプタを今のうちに入手しておくべきだろう。PCの内蔵ディスクアダプタがSATAに置き換わったので、変換アダプタの入手は今後少しずつ難しくなるだろう。(SCSIについても、HDDをコンパクトフラッシュに置き換えるためのアダプタがある)

てことで、さしあたってHDD容量が230MBと小さいMacintosh LC630についてコンパクトフラッシュ化を試みた次第。

CFへの差し替えについては特に問題なく、MacOS 7.6のインストーラが初期化をやってくれた。問題はその後。どうやらOS7.6.1アップデータをはじめとするソフトがAppleのサイトからダウンロードできなくなってしまったようだ。まあ前回LC630の設定をやった時にダウンロードしておいたから最悪の状態は免れた。しかし、アップデータ等をなんとかしてLC630に持っていく必要がある。

ダウンロードしたソフトはMacBookProから参照できるので、MacBookProでCDRを焼けばいいかな、と思っていた。だが、今使っているOS(OSX 10.9 Marvericks)は古いMacのファイルシステムであるHFS(ちなみに現行のファイルシステムであるHFS+はMac OS 8.1以降から対応)のディスクを標準では焼けないようだ。ファインダからディスクを作るとHFS+になってしまい、Mac OS 7.6では読むことができない。ISO-9660形式なら大丈夫だけど(最初は使えないと思っていた。「Internetスターターキット」を入れてStuffit Expanderをインストールしなきゃだめなんだ)、文字が全部大文字になってちょっとかっこわるい。

てことで、調べてみたところ、 mkisofs を使えばOKということがわかった。具体的には、

  1. cdrtoolsのソースをダウンロード

  2. ソースをtarで解凍してmake(開発環境のインストールが要求される)して、sudo make install(最近はconfigureしなくてもいいんだ)。実行ファイル群は /opt/schily/bin にインストールされる。

  3. ターミナルを起動して、 /opt/schily/bin/mkisofs -hfs -o isoファイル名 CDRに焼くファイルのあるフォルダ を実行

  4. ディスクユーティリティーで作成したisoファイルをCDに焼く

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